第2話 経験することを怖がるな

(男性向けに書いた文章です)

恋愛は経験が物を言う。この傾向は異様に顕著に現れすぎてむしろ怖い。

恋愛しまくった陽キャばかりが経験値を稼ぎ、恋愛に手を出したいと考えている陰キャの下に現れる女子も経験値を稼いだ勇者の方を選ぶ。

男性は恋愛経験豊富であればあるほど良い。女性はその逆とも言われる。

これは有名なQ&Aサイトの格言なのだが

「一度も攻め落とされたことのない城門と、一度も攻めたことのない兵士のどっちがいい?」

というものである。見た瞬間この人は天才だと思った。これに対して「男子はこうであるべきとかいう価値観が〜」などと文句を言う人もいるだろう。彼らに言いたい、たとえそれが正しかったとして、それを相手に押し付けることはできないよ、と。

恋愛したいならその風潮は受け入れなければならない。だって相手はその気なのだから。

つまり兵士である男性諸君は経験を積まなければならないのである。その経験もただ「告りました、振られました」の即オチ2コマではいけない。

全戦全敗の兵士なんて誰だって嫌である。ネタにしかならないからだ。

できることなら百戦錬磨の熟練された兵が欲しいものであるが、コロコロと相手を変えるヤツも信用ならない。これに関しては仕方のないことだと言える。

つまり「そこそこ経験値があって優しくてある程度の女慣れはしてて、でも誠実で長く付き合っても楽しそうな人」が良いわけである。そんな人間はいない。

これに文字だけ言えば近い存在がいる。それが「恋愛のこと色々知ってて優しいけど経験値はそこまでない人」だ。これは言い換えると「いろんな恋愛の知識だけ知ってるけど現実の女は何も知らないちょっと優しそうなヤツ」である。個人的にはこういう人が「AVセックス」をするんだろうなと思っている。論外だ。

ここで経験値を稼いで効率よく勇者に近づく方法の一つを挙げてみよう。それは告ることではなく、女子と仲良くすることだ。女子と話せるという自信が経験値になる。しかも付き合ってない今ならいろんな女子と関わることができる。今はフィーバーモードと言えるだろう。これを続けていくと「そこそこ経験値のある女慣れをした男」くらいにはなることができるはずだ。

怖がることはない、あたって砕ける精神が大事である。

これで一歩進めるのではないだろうか。




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愛約聖書 道 原子 @genshimini

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