僕は今日も太宰を愛す。
@mamin-66
第1話
太宰治 『斜陽』 『人間失格』
太宰治が人間失格なら僕は失格と判断されるほどの男でもないだろう。
太宰治はこんな言葉達を遺している。
"てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ"
"弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです"
"笑われて、笑われて、つよくなる"
この言葉を聞いて心に刺さるのならば他の言葉も是が非でも調べてみてほしい。
そんなことはさておき先程の言葉達をのこした太宰治、僕は人間失格などとは思わない。
人間の中の人間。アダムやイヴよりも人間だと思う。こんな事を言えば世間に馬鹿にされる事だろう。だかしかし、"太宰治は人間失格"などと言う世間や太宰治自身を僕は気が狂っていると思う。
僕は太宰治に救われた。正確には太宰治の作品である。太宰治は言葉ですら作品だ。
それは現代が美化したものかも知れない。
だがそれが僕には刺さった。
『僕なんか死んでも何にもならない。』
『いっそ居なくなってしまおう』
そんな考えを太宰治が吹き飛ばしてくれた。
だから僕は今日も太宰を愛す。
僕は今日も太宰を愛す。 @mamin-66
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕は今日も太宰を愛す。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます