六日目 ~感想~

 六日目、か。私は少し目を搔いた。今の時間は―――七時か。

 いつもならまだピンピンしている時間なのに、今日は桁違いに身体が重い。


 泣き疲れ―――かな。私はここらで一旦小休止することにした。

 六日目、ここまで読んじゃおう。よかった、あの子が私くらい文章を書く子じゃなくて。


―――よくうちの部署に来る、あのどっかの部長―――さん? あの人はいつも笑ってる。しあわせなのかな?


 あー、この人、私も分かるかもしれない。どうやら隣の部署の人らしいけど、よく用もないのにうちの部署まで顔を出しに来るのよね。何が目的なんだろう―――。


―――今日はすっきりさせなくちゃ、そしたらまたすぐに気持ちも晴れやか、だよね。


 なんだろう、お風呂かな。そのすぐ後にすっきりしてるっぽいし―――なにかあの子なりのデトックス? があるのかな?


 そんなちっぽけなことすら、もう聞けない。はあ―――またあの子の死を受け入れなきゃいけないループに入りそう。


 この際読み切っちゃいたい―――けど、もう目が開かない。

 続きはまた―――起きたときにでも―――


 

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茜のしあわせ日記 さら坊 @ikatyan

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