第五話 「美味しいものがありゃそれでいい」
時刻は午前七時。「う、ウマああああ! なにこれうまい!」俺はアズが作ったパンケーキを頬張りながら感動した。
「ふわふわすぎる。口に入れた瞬間溶け込むよ! すごい。すごすぎるよお!」
「へっへ。メレンゲを使ったんだ。私料理が得意なんだよね。」
「もしかして家庭部?」
「よく言われるけど違うよ。私はこう見えて陸上部なんだ!」
す、すげえ、、。 運動も料理もできて、、俺なんかバスケしか取り柄がないよ。
アズがいれば栄養面とか心配無いな。
生物は俺が十年分ぐらいのものをアイテムボックスに入れといたから心配ない。
「んじゃそろそろ行くか」 俺はいつものパーカーを着て早速向かった。ドアではなく窓に。
「え? なにしてんの?」
「そりゃあ外に行くためだよ。」
「え、でも窓から行ったら死ぬよ! ま、まさかこの世界が怖すぎてとうとう自殺しようとしてるんじゃ!」
「する訳無いでしょ! ほらアズも行くよ。」 「え?え?いやいや死んじゃうよっていやあああああああ!」
俺はアズの腕を掴んで窓から飛び降りた。 こんなチート能力持てる人が自殺するなんて普通ないだろ。
「飛行」
その時俺とアズは通に浮いた。
「そういえば魔法使えるんだったね、、」 顔めっちゃ疲れとる。 なんかゴメンネ、、、
デパートにつき、安全確認をして俺たちは探索を始めた。 服などは俺がいると邪魔だと思うので、一人で行かせた。もちろん結界は貼ってある。 さてと、、娯楽用品でも買いますか、、。
俺一人だったので必要なかったが、今となれば結構必要かもしれない。
まずは手作り系だな。 たい焼き器は絶対買おう。ソフトクリームメーカーも夏には便利になるし、、たこ焼きは定番中の定番。ってのも父さんは大阪人だったからな。 てか無事なのかな。
他にも色々なものをどさどさと取る。あー綿飴器もいいな。久しぶりに俺は買い物を満喫した。30分後、アズは自分の買い物を終え、俺のもとに戻ってきた。「ごめーん! 遅くなった!」
「いいよ別に。買いたいもの買えたのか?」
「うん!そっちも何か買ったの?」
「ああ。暇だからな。娯楽用品買ってきた。」 正式に言うと「盗んだ」なんだがな。「そーだ、これからツトヤ行くんだけど、みたいものあるなら一緒に行く?」
「ツトヤってあのDVDやCDのレンタルしてるとこでしょ? 行く行く!アニオタなんだよね〜私。」
「まじ!俺もアニオタなんだよな。特に風封ふうふうのソリーレンめっちゃ好きなんだけど、、、、」「わかる!!特に主人公の、、、、、、」
こうして意気投合した俺たちは、話しながらツトヤへ向かった。
おいおい大丈夫なのか〜世界はゾンビで大パニックだと言うのに、、(一応自覚してます、、)
賢者が現世を支配したら〜異世界から帰ってきたらゾンビだらけだったのである程度娯楽を満喫したら日本を支配してゾンビをこの世から消そうと思います〜 たか虎 @taka-tora
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