アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ８

第52話：爪のくのいち

チャプタ―１

ここは、本部である。

私達は、データをまとめていた。

「今日中に終わるかな？」

「大部あるし・・・。」

「何を言ってるの？　もう少しね。」

「感覚が違うって。」

「仕方ないよ。」

「早くしてね。」

チャプター２

ここは、枝川である。

そこには、ファーレが居た。

「全ては、デフレ様の為。」

ファーレは、街を破壊し始めた。

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、クランクＴに乗って走って行き、そこへ辿り着いた。

「クランクアクセス。」

私は、くのいちリペアル　リリスモードに変身した。

チャプタ―３

「そこまでよ。」

「な、何者だ？」

「破壊を攻める忍。爪のくのいちリペアル参上。」

「ソコデツルンデルノ。」

ファーレは、十体ものソコデツルンデルノを召喚した。

「サササッ。」

「はーっ。」

私は、手裏剣で、ソコデツルンデルノ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―４

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私とファーレは、互いに攻撃しまくった。

「炎幻衝。水幻衝。」

ファーレは、炎と水を同時に想像して術を放った。

「ウワーッ。忍法：無迅炎。」

「フフフッ。反幻衝。」

私は、飛び上がってから術を唱えたが、跳ね返された。

「ウワーッ。忍法が効いていない。」

「さてと、どうしようかな？」

チャプタ―５

そこへ、一人の新たな正義の味方がやって来た。

「そこまでだ。」

「な、何者だ？」

「破壊を逸らす鳥。フクロウ剣士　オウルフリート。いくぜ。」

「余計な奴め。はーっ。」

ファーレは、幻衝力を放ったが、回避された。

「そんなものか。」

「ちっ。生意気な。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

オウルフリートとファーレは、互いに攻撃しまくった。

「インドラサンダー。」

オウルフリートは、両手から、幻衝力の雷を放った。

「ヌオワーッ。」

「くのいちリペアル。後は、任せた。」

オウルフリートは、走り去って行った。

「クランクバルカン。」

私は、クランクバルカンを両手で持って構えた。

「聖幻衝。クランクグレンツェン。」

私は、ファーレを浄化した。

「あーっ。グ、グレンツェーント。」

ファーレは、ウデムシだった。

「治しました。」

チャプタ―６

「デフレの元へ行かないと。」

そこへ、クランクレプスがやって来た。

「紋。早く乗ってくれ。」

「行ってくれるの？」

「ああ。ともに行こう。」

「カイザーモード。」

私は、クランクレプスを人型に変形させた。

「クランクフリート。」

チャプタ―７

ここは、宇宙である。

「あいつが、デフレ？」

「ああ。感情の塊だ。」

「ここまで来るとは。まあ良い。この場で、滅ぼしてくれよう。」

デフレは、幻衝力のレーザーを放ちまくった。

「ウワーッ。」

「紋。奴を浄化するんだ。」

「どうやって？」

「今のお前になら、出来るはずだ。」

「何を話しているの？　はーっ。」

デフレは、全身から、破壊の波動を放った。

「何て威力なの？　くっ。」

「紋。済まない。ウワーッ。」

クランクフリートは、クランクレプスに戻ってから、勢いよく地球へ落下した。

チャプタ―８

「クククッ。感情を全て、私の物にしてくれる。」

「そんな野望は、私が打ち砕いてみせる。」

「ほざくな。この私が、元正義の味方であると知っての事か？　はーっ。」

デフレは、全身から破壊の波動を放った。

私は、自分の気と魔力と幻衝力と大自然の力を一つにしてから、ブレードギラーに伝えた。

すると、ブレードギラーの刃先から、巨大なウサギの幻覚が出現した。

「ブレードギラーリリスグレンツェン。」

巨大なウサギの幻覚は、特殊なブレスを吐き出して、デフレを浄化し尽くした。

「何だ、この大きな力は？　か、感情が消えてゆく。」

デフレは、超新星爆発みたいに大爆発して跡形も無く完全消滅した。

チャプタ―９

三日後、ここは、白崎である。

そこには、首領と呼ばれる人物が居て、空を眺めていた。

「やはり、感情だけでは、うまくいかぬようだ。」

首領は、あくびをした。

チャプタ―１０

私は、クランクＴに乗って、若宮辺りを走っていた。

「何処へ、向かっているの？」

「真犯人の居る場所さ。」

「一体、誰なの？」

「首領と呼ばれている謎の人物さ。」

「急いで、向かおう。」

チャプタ―１１

ここは、東向島である。

そこには、首領が居て、ライカン兵達に爆弾を仕掛けさせていた。

「クククッ。後三十分で。何、デフレがだと？　まあ良い。

　気にする程の事ではない。作業を続けろ。」

「キエーッ。」

私は、そこへ辿り着いた。

「クランクアクセス。」

私は、くのいちリペアルに変身した。

チャプタ―１２

「クランクＴ。突っ込もう。」

「ＯＫ。行こうぜ。」

私は、クランクＴに乗って走り。爆弾を狙撃で粉砕しながら、

道なりに進んで行った。

そして、クランクＴごと、首領に激突した。

「ウワーッ。な、何者だ？」

「破壊を攻める忍。爪のくのいちリペアル参上。」

「ライカン兵。」

首領は、十体ものライカン兵をＳＮＳで呼び出した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―１３

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私と首領は、互いに攻撃しまくった。

「クククッ。喰らえ。幻衝波。」

首領は、右手から、幻衝力の波動を放った。

「ウワーッ。卯神の旋風。」

私は、両手から、無属性の風を放った。

「ウワーッ。やるな、お前。仕方ない。喰らえ、必殺：ターンテーブル。」

首領は、転車台に乗って、一回転した。

「どうだ、参ったか？」

「んな訳、無いよ。」

「な、何ーっ？」

「脚幻衝。おりゃーっ。」

私は、飛び上がってから、一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

首領の仮面は、真っ二つに割れて、地面へ落下したが、下に同じ物をかぶっていた。

「クククッ。私は、敗れぬぞ。フハハハーッ。」

「何処へ？」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「逃げられちゃった。」

エピローグ

チャプタ―１

ここは、本部である。

浴示と伽八は、作業をしていた。

「紋。戻って来ますかね？」

「さあな。そんな気もしなくはないが。」

「その分、頑張るしかないですね。」

「それには、私も同意見よ。」

私は、クランクＴに乗って、走っていた。

「とにかく、行って。」

「良いのか。戻らなくて。」

「うん。顔をあわせられる気分じゃないし。」

「了解。それじゃ、出発だ。」

クランクＴは、加速した。

破壊を攻める忍。爪のくのいちリペアル参上。

　　　　　　　　　　　　　　　　―　完　―