生き延びるために悪役令嬢が血塗られた岨道を直走ります。暴力、血糊、性的描写の野趣が溢れる作品ですが、その豪悪に嫌悪はなく、これこそが作品の魅力であると気づかされます。
40話までGWで読みました。賞にも応募しているようですが、ストーリー構成がとても変わっている作品だと思いました。人物の場面がかなり切り替わります。「令嬢もの」と「バトル」が半々ぐらいで楽しめる作品で、人物のキャラクターはそれぞれちゃんと立っています。バトルも少し残酷な描写がちゃんと書かれているので、「あれ、倒したの?」と 思うことも無く、バトルの余韻も楽しめます。GW後の更新も数話ハイペースで進んでいますので、今後も楽しませていただきますね!
転生と令嬢とデスゲーム、要素を盛りすぎじゃないかと思いましたが、その辺は気にならない作りでした。主人公の覚悟の決まりっぷりが素晴らしく、よくある『復讐は虚しいだけだ』的な作品には真っ向から逆らってく「死ね」の連発がクセになります。
殺意マシマシのキャッチコピーに惹かれ、悪役令嬢と名のつくものを初めて読んだのですが、期待以上でした。血が滲むような苦しい思いを抱え、確固たる目的と意志を握りしめて相手をぶち○していく悪い女が何故こうも美しいのか?バイオレンスの勢いはヤミツキになり、その中に描かれる生き様に心打たれる。激しいバトルと強い女が好きな方、ぜひ。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(322文字)