立ち上がれ、己の欲するものを手にするために

魔術の恩恵は全ての人が享受すべき。
そう考えたある男は、写本を手がける。
だが、庶民が本を読み知恵をつけることをよく思わぬ権力者たちは、ある『言い分』をつけて禁止し始める。

道半ばで全てを失いかけた男が出会ったのは、別の研究をしていたある男。
彼らの情熱と友情の結果――出来上がったものとは。