死神は魂を地獄へ連れていきます。
人の死には生者の醜い欲望が付きまといます。
仕事の度に人間の愚かさを見てきた死神。

そんな彼も人間に恋をしました。
人間の選択、日々塗り重ねていく軌跡を大切にして愛します。死神のイメージから離れて可愛く温かく抱きしめます。

純粋な愛の一作です。

ネタバレになるので多くは語れませんが

とにかく一度目を通して欲しい作品

私もハッとさせられましたが

この作品を読んで足を止め

気付くことがあるかと思われます

「桜は散ると知りながら、咲くことを恐れない」

そんな二人に、美しさを見ました

一瞬の命を生きるニンゲンという者。
ごちゃごちゃとしたカンジョウに振り回され、愚かで憐れな生き物。

しかし、その短いイッショウの中で、ニンゲンは新しいものを取り入れ、成長する不思議な生き物でもある。
その儚さが、危うさが、とても愛おしく……？

ほんわかしているのに少し切なさも残る。
それでいて、あたたかい優しさに包まれるようなお話です。
読んだ後思わず
「好き！！」
って口から出ました。
素敵なお話をありがとうございます！

読み始めた時は、現代ドラマのような雰囲気だったのですが、読み終えてからは印象がガラリと変わりました。

愛する人との時間こそが、一番かけがえのないもの。
そんなことを感じさせるキュンとくる素敵なお話でした✨

おすすめの作品ですよ📕✨