あのお菓子、とってもおいしかったわ。でも、ちょっと量が少ないのよ。次回ではもっとあたくしのために用意しておくことね。 全国民に命じて行方不明のトリを探して差し上げるわ。 おほほほ。おーほほほほほ。
くるみとドライフルーツをぽりぽり食べながら、仲間がどんどん増えてきて、大切な仲間をみんなで待つ。なんてあたたかくて、素敵な物語なのでしょう!
くるみってどうやってつくるんだろう。そんな疑問がふと浮きましたが、このおはなしの暖かさの前に即座に溶けてゆきました。よいのです。くるくると舞えば、ふわり踊っていれば、くるみはやってくるのです。くるみ製作所は北の雪のなか。ぽくぽく暖炉を焚きながら、ぱきぱき殻をむきながら。わたしはあったかのみかんの木のたもとでみんなに出会える日を想像するのです。あなたもひとくち、いかがですか?