友情とホラー。つい書き込みたくなるような要素がたくさんありますが、むしろさっぱり進んでいくことで子どもたちと同じ目線で楽しめます。怖いのは怪異か、それとも人間か。二つの意味でホラーです。
「本当の自分に会えるトンネル」が舞台になる本作。表題の通り、二転三転して最後も「え?!」となる見事な結末です。構成の巧みさもすごいのですが、私が惹かれたのは子供特有の真っ直ぐ過ぎる心情が物語とよく噛み合っている点です。他人にも自分にも容赦できない子供達の心情に切なくなって、最後はぞくりと終わる極上のお話。是非、ご一読の程を!!
とても完成度の高い作品です!ミステリー小説を書かれていらっしゃるからでしょう。とにかく、よく考えこまれているのがわかり、話の流れが巧みです。この短い文字数の中で、話が二転、三転としていくのが楽しく、展開スピードが心地良いです。よく練られた伏線から深いテーマまで書き込まれていて、とても感心しました。最後の結末は、あなた自身で確認してください^^ホラー初心者の方にも、おすすめです🔰