幼気な呪いと、贖罪としての祝い。

幼子は残酷である。そして幼い時はあっという間に過ぎ去ってしまう。
気づかぬうちに、どれほどの呪を被ってきたのかは分からない。そして撒いてきたのかも。
 主人公は長じてそれに気づいてしまう。
これは完全なる『ホラー案件』なのだ。
気がつくと同時に呪は解けるものだが、人を呪わば穴二つ。ここに唱えられた事により、もう一つの呪も、どうか祝へと変わらん事を……。