祓うだけではなく、心の救済をする物語。

これぞエクソシストというような祓魔のシーンから始まる本作の主人公は女性。エクソシズムというと神父が行うものですが、本作は聖人の加護を受けている莉愛が祓魔師として依頼を受け、悪魔に立ち向かいます。

普段は花屋として暮らしている莉愛の洞察力が素晴らしく、訪れた屋敷の庭事情から庭師の人となりを考えたり、自身に憑いてる悪魔を祓ってほしくないと考える柚葉の心情をしっかり感じ取ったりと細やかなことに気づくタイプなので魅力的でした。

相方の烏丸とは会話の掛け合いも楽しいです。

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