第3話 僕は幼馴染に大きな隠し事がある。
僕、
男なのに魔法少女ということに引っかかる人がいるかもしれないね、だから説明しようそう一からね。
アレは3年前、僕が中学校から帰る途中に空を飛んでいる一匹の謎の生物を見た時だった。その生物は少し遠くからでもわかるくらい毛がもふもふしていそうだった。
そして、何を思ったのか僕はその生物について行ってしまった。気づいたら僕は人気のない見覚えのない風景の場所についていた。
「ここはどこなんだ?」
落ち着いて僕が来た方向を見ると森以外の何もなかった、そう舗装された道さえも。どうやら引き返すには遅かったみたいだ。
『僕と契約して魔法少女にならないかい?』
その生き物は僕のほうを向いてそう言った、そして僕はいつかのアニメのネタで聞いた話だなと思った。そんなことを思っている暇はないと思った僕は「魔法少女?」と、返した。魔法少女という言葉の意味が分からなかったからというわけではなくなぜ男である僕が魔法少女にならないかと言われたことに疑問を抱いたからだ。
「別にいいけど僕は男だよ。」
僕は謎の生物に肯定の意を示すと同時に、自分の中で疑問となっていることを聞いた。
すると謎の生物は焦った様子で
「う、嘘だ。この私が少女ではなく可愛い少年に惑わされるだなんて。あ、でも因子が関係するから大丈夫か。」
謎の生物は驚いたように言ったあと僕の肩の上に乗ってきて僕の首に自身の首を擦り付けた。その瞬間僕の体に電流のようなものが流れた気がしてそして、そこで僕の意識は途絶えた。
次に目を覚ましたのは数人の大人と少女に見守られていた状態だった。
「目を覚ましたか。あぁ、私たちは君に危害を加えるつもりは無い。だから、まぁ安心してくれたまえ。」
その言葉に、僕は少しだけ信じてみようと思った。
回想はこれまでにして今の話をしよう。今の僕は変身する時にだけ女の子になるようになった、そして今は絶賛魔法少女の姿になって五万五千フィートから五万フィートに向けて降下中だ。
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