博士の黒い箱

高校2年生の未知子は、叔父で有名マジシャン如月誠一の大脱出マジックにアシスタントとして参加する。マジックの最中、過去へとタイムスリップし、高校生時代の誠一と出会った彼女は、彼の勧めで1Kアパートの一室を貸してもらう。
未知子からおおまかな事情を聞いた誠一は彼女を連れて、同級生の敷島樹のもとへ向かう。「天才」と異名をもつ敷島の部屋で見たものは、未知子が脱出マジックで使った、あの箱とそっくりな箱だった。

※KAC20241とKAC20242のお題から物語が続いています。