夏への扉……ではない!

あらすじを読む限り、物体を飛ばすタイムトラベル、片道切符、SFと、それから恋愛が絡むとついつい『夏への扉』を思い出してしまった。

しかし、どうも『そうではない』と明記されている気もする。

どんなものだろうと読んでいくと、それらはすっかり思い込みの産物で、登場人物たちのフレッシュさや、何よりも物語に仕込まれたギミックの勢いに圧倒されます。

そのギミック、もとい意外性、勢いはぜひ読んで確かめていただきたいところ!

同じところを転がり続けるわけではない主人公の行動力や意志、そして周囲の人々の反応も楽しい物語です。

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