大切なものを眠らせるその場所は、きれいで、少し悲しい青をした箱。
- ★★★ Excellent!!!
最後まで読んだとき「ああ、そうだったのか」と感じて、青い箱のなかにねむるちいさな貝を、すこし悲しく思うことでしょう。
けれど、箱の匠がこさえてくれたその場所は、きっと、ほのかな色のかけらが眠るのに、いちばん相応しい場所。
すこし寂しく、やすらかな気分になれる掌編です。
最後まで読んだとき「ああ、そうだったのか」と感じて、青い箱のなかにねむるちいさな貝を、すこし悲しく思うことでしょう。
けれど、箱の匠がこさえてくれたその場所は、きっと、ほのかな色のかけらが眠るのに、いちばん相応しい場所。
すこし寂しく、やすらかな気分になれる掌編です。