きかんしゃボーナス
トモフジテツ🏴☠️
十三人の少年少女
「実は僕、人間じゃないんだ」
黒い学生服姿の少年が不敵に微笑む。
その言葉の意味するところは「一般的な人間とは能力が異なる」というニュアンスである。
摂食しタンパク質で構成され、四肢を持ち生命活動を行うという点においては彼もれっきとした人間。
人ではない、その本質は彼や……彼らの内に秘められし〝
「ま、いねえだろうな普通の人間は。この場にゃ」
革のジャケット、革の航空帽に大きなゴーグルを付けた少年が呟く。
「揃ったんでしょ? まだ始めないの?」
紺色の三角帽をかぶった少女が、不満げに言葉を漏らした。
*
『俺が旅してきたのは
『私が暮らしたのは
彼ら、彼女らは全員が〝主人公〟だった!
現代日本から様々な場所、時代からなる〝異世界〟に転生し……そして役割を果たし帰還する!
その際に
『ワイがおったのは
十三人の〝帰還者〟達による生き残りを賭けた戦い!
その火蓋が今、切って落とされた!
「僕は
(あとがき)
某配信者さんの企画「作品の書き出しかラストを『実は僕、人間じゃないんだ』にする」という縛りに則り執筆しました。
499字以内の部と5000文字以内の部がありまして、後者も楽しんでいただけたり反応をもらえて嬉しかったです。
企画のお題は毎回変わり、確か2カ月に一度ペースで開催されています。
詳細はXアカウントまでお問い合わせ下さい。
どなたも参加自由です! 楽しいです!
(5000文字用の作品)
題、三十億人目の少年
きかんしゃボーナス トモフジテツ🏴☠️ @tomofuzitetu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます