『ココロカウンセラーのヒニヨルさん💕』
夢月みつき
第1話「魔女のカウンセラー・ヒニヨルさん」
「ココロカウンセラーのヒニヨルさん」表紙
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093073368724176
私は、魔女のヒニヨル。リスの妖精と人間のハーフの十六歳。ココロのカウンセラーもしているの。
今日も、大好物の鶏のからあげを頬張りながらクライエントを待ってる。
「からあげ美味しい~。そろそろ、予約の時間ね」
私が、カウンセリングルームで待っているとドアが開いて、猫のケットシーのネコ?さんが部屋に入ってきました。
ネコ?さんは、人間の成人サイズの大きな猫妖精で、猫達の王様なの。
私とネコ?さんは、「からあげ大好きクラブ」の会員でお友達なんだよ!
「ヒニヨルさん、今日もからあげ食べていますね。私にもくださいよ」
「ネコ?さん一緒に食べながら、お話伺いますよ。今日はどうしたの?」
すると、ネコ?さんは渋い表情で私にこう言ったの。
「ヒニヨルさん、私ね。今、ケットシー王国の国民の生の声を聞いているのですが。それが、なかなか、解決出来なくて……王としてどうすれば、良いのか」
「う~ん……王様も大変なのね。ストレスも溜まってるみたい」
「そうだわ!私が、空の散歩に連れてってあげる」
私とネコ?さんは、スカイドラゴンのみつきの背に乗り、大空へと飛び立った。
爽やかな風を受け、私とネコ?さんは眼下に広がる城下町や景色を楽しむ。
「わあ~、気もちいいですねえ」
「でしょ?今日は、二人だから箒じゃないわよ」
「ネコ?さん…私は、王様の大変さと気持ちは分からないけど、友達である貴方の気持ちは、少しでも、分かりたいと思ってるんだ。だから、辛くなったらいつでも、私の所で吐き出してね。また、こうやって。愛竜のみつきの背に乗って一緒に飛ぼう!きっと、いい解決方法がみつかるから!」
「ありがとう!ヒニヨルさん。あとで、とびきり美味しいからあげをごちそうしますよ」
ネコ?さんは、吹っ切れたような笑顔を私に向けてくれた。
-終わり-
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
タグの友情出演は、私でした!
ヒニヨルさん、ファンタジー出演いかがでしたか?
『ココロカウンセラーのヒニヨルさん💕』 夢月みつき @ca8000k
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