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告白された。
僕が、あの蓮夜から。
その真実を前に僕は完全に硬直する。
「……返事は、どうなんだ。俺は、ずいぶんと可愛くなったと思うがお前の目から見て俺のこ」
困惑する僕を前に、それでも続けていく蓮夜の言葉。
「待ったぁぁぁぁぁぁっ!」
だけど、それを遮って一つの声が響いてくる。
「ぼ、僕だって言いたいことがあるんだからっ!」
その声の持ち主。
それは陽太であった。
「……陽太?」
蓮夜から告白されていた僕の前へと陽太が駆け寄ってきてそのままぐいっと顔をこちらへと近づけて見せる。
「僕も、僕も輪廻のことがずっと好きだったから!お願い!僕と付き合ってください!」
「……は?」
そして、そのままの勢いで告げられた陽太の言葉に僕は硬直する。
「ずっと……本当にずっと!僕が男の子の時からずっと大好きだったよ!」
「ちょ、待ってよ!今は俺が告白している最中で……!」
「僕の方がずっと前から好きだったもん!」
「……それだって俺の方が!本当は……幼稚園の時から、俺は……母とかの影響もあって、実は」
「……え?」
「待って、わからない」
ん?んん?
えっ?何が?何が起きている?
「……だとしても!僕が輪廻のことを好きなのは変わらない!」
「それはこっちだって同じだっ!」
困惑する僕の前で少しばかりの言い合いをしていた二人は急にこっちの方へと視線を向けてくる。
「「どっち!」」
そして、そのまま短く言葉を一つ。
「輪廻!好きだ!俺と付き合ってくれ!」
「輪廻……!ずっと好きだった!付き合ってください!」
「ん、んんっ……」
自分の前に差しだされる二つの手。
己のことが好きだと告げる蓮夜と、陽太の手。
「……すぅ」
自分が、最も仲が良いと思っていた友人二人が。
異性として見ないように、興奮しないように、オカズにしないように気を使っていた友人二人が僕のことが好きだった?
そ、そんなの……そんなの……そんなの。
いやっ!いきなり言われてもそんなの受け入れられるかよぉ!
「ごめんなさぁーいっ!」
頭がパンクした僕は一切の迷いなく行動を開始。
僕は二人の前から華麗な逃走を開始した。
もう今の状況は僕の許容範囲を大きく超えていた。
「あっ!?待ってっ!」
「あぁぁぁぁっ!?」
だが、そんな僕を蓮夜と陽太の二人が追いかけてくる。
「いやぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああっ!」
「「待てぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええっ!」
そう、どこまでもずっと───。
【悲報】男子高校において自分以外の全ての男子がTSし、男女比1:1000の女子高に変貌してハーレムが出来あがってしまう リヒト @ninnjyasuraimu
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