隕石に穴

 チャン・シュワウェザースは、ものすごいスピードで上昇しながらLEXTRA888に話しかけた。


「LEXTRA888!お前の自爆であの隕石は破壊できるか?」


「お前が呼び寄せた隕石だろ。自分で言ってて恥ずかしくないか?」


「その通りだな。情けない。呼び寄せて、ある対象を目標に隕石を近づける事はできる。だがその後は投げた野球の球と一緒だコントロールはできない」


「随分と危なっかしい技だな。さっきの答えだが、多分無理だ。隕石に穴を掘って、隕石の中心で自爆する」


「分かった。その穴掘りは俺に任せろ。」


 数分が経ち、隕石のぶつかる直前でチャン・シュワウェザースはバリアを張り、隕石に激突した。


「そのバリアは本当に便利だな」


 LEXTRA888がバリアの中から話しけた。


「こんなもんじゃない。このバリアは」


「?」


チャン・シュワウェザースが意味深長に言うと、チャン・シュワウェザースはバリアを解いてた。そして、バリアの代わり黄緑の半透明の巨大なドリルのような物が現れた。


「これで隕石に穴を開ける。便利だろ?」


「そうだな。その前に俺のブレスで地面を粉々にしてやる。離れてろ」


 そう言うと、LEXTRA888は飛び上がり、青いビームを隕石に向かって吐いた。すると、ビームが地面に地面にぶつかると爆発し、隕石に穴が空いた。


「これで掘りやすくなっただろ?」


「助かる!時間が無い。お前も来い」


 そう言うと、チャン・シュワウェザースはバリアのドリルをものすごいスピード回転させて穴を掘り始めた。LEXTRA888は、その後をすぐに追った。



 

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恋するサイボーグ 多岐出遊一(タキデユウイチ) @stumary

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