第2話:篠崎さんはサボりたい。

篠崎(私は走るのが嫌いだ、そして冬の時期は何故か体育がいつも持久走になる)


篠崎「ねぇAさん、なんで冬って持久走なんだろうね」


A「寒いからじゃない?」


篠崎(いやいやいや!どういう理屈?!)


篠崎「寒いなら体育館でバレーとかの方がよくない?」


A「えー?でも走ると暖かくならない?」


篠崎(理屈はわかるけどなんか違う気がする・・・)


篠崎「Aさんは走るの得意なんだっけ?」


A「全然!すごく遅いし三分くらいで歩いちゃう」


篠崎(走った後に美味しいカップラーメン食べれるね・・・)


篠崎「だったらバレーの方がいいと思わない?!」


A「うーん・・・でも体育館寒いし外走った方が暖かいよ?」


篠崎(三分走って歩いたらその後寒いでしょうよ・・・)


篠崎「確かに体育館って寒いかぁ・・・じゃあもし体育館にエアコンあったら?」


篠崎(嫌すぎて我ながら言っている意味がわからない)


A「それは絶対に体育館でバレー!篠崎さん天才?!」


篠崎(いえ、天才でもなんでもないただの私の願望です)


A「ちょっと職員室行ってくる!」


篠崎「え、ちょっとAさん?」


篠崎(もしや体育館にエアコンをとかいう直談判をしに・・・)


~十分後~


先生「篠崎ー大丈夫かー?」


篠崎「え?」


篠崎(私の頭が大丈夫かってお話ですか?先生)


先生「さっきAが職員室に来て篠崎が体調悪いのに体育出る気だから休むように言ってくれってなぁ」


篠崎(Aさん・・・天然と思いきや天使・・・)


篠崎「あぁ、はいありがとうございます」


~休み時間~


A「篠崎さん大丈夫ー?」


篠崎「え、なにが?」


A「篠崎さんすごく顔色悪かったから心配しちゃったよー」


篠崎(Aさん、私寒いと顔の血色悪くなるんですそれだけなんです)


篠崎「あぁうん、もう大丈夫ありがとう!」


篠崎(Aさんは天然の天使だった・・・天然の天使?!文字だけ見たら本物の天使?!)



こうして篠崎さんは持久走を凌いだ。

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その場凌ぎの篠崎さん。 芦屋 凛 @Lynn_Lynn_717

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