第4話 暴食のグランドワームと第三の街

「きた、」


私はグランドワームのある地面に向かって


「『爪撃』『爪撃』『爪撃』『水生成』『水操作』!」


私は爪撃で牽制しながらボス戦場を徐々に濡らしていった、そして20分ほどでボス戦場は泥沼になりボスのHPも75%になった、


「ギェェェェェェェェェ」


だがボスの戦場は泥沼により砂煙などは無く、泥の凹み具合によりボスの居場所も割り出せる、そして1番の問題であるスタン攻撃も、ボスが泥沼に慣れてないおかげでボスが迫って来る前に


「よっと、『投擲』!」


私は新たに会得した投擲というスキルを使いナイフをワームの口めがけて投擲する、見事ナイフはワームの口の中、つまり弱点に入りワームは大ダメージを受けた今のでワームのHPは60%ぐらいだろうかさっきの効率を考えるとものすごくダメージを与えている、でもワームの弱点が口の中と言うことなのでナイフを手放してしまったのでもう弱点をつく手段は無くなった、だから今からは地道な作業になってくると思う、あとさっきみたいな特殊攻撃に気をつけておかないと、多分だけど次は50%、30%、10%ぐらいになったらやってくると思うでも、最後の10%は私にとっては関係ない、でも50%と30%は気をつけないと、


「っ!『爪撃』『爪撃』『爪撃』」


私はひたすらこの単純作業を繰り返す、そして、50%になった頃、


「ギェェェェェェェェェ!」


「っ!泥だと走りにくいのに、」


ワームは宙を舞いながら地面と地面を渡り続けて攻撃する暇を与えるつもりは無いらしく私に迫ってきた、


これを避けれないと私は即死!


「『夜覚醒』!」


私は夜覚醒をせず手加減していたわけでは無かった、やる機会を伺っていたんだ、今は月が傾き始めてきた所、そしてこれをやる機会には一番適していた、


「AGI190の速さ見せてあげるよ、」


私は今までに無いほどの速さで駆け回る、ボスの特殊攻撃が解除されるまで、


「………やっと、、、終わった、」


5分、バスが暴れ回っていた時間帯だ、私からしたらその5分がずっとずっと長かった、


「『爪撃』『爪撃』『爪撃』『爪撃』『爪撃』!!!」


私は今までに無いほどのバフのかかった攻撃をワームに叩き込む!そして、そして、30%を切って、


「ギェェェェェェ!!!!」


ワームは泥を纏いだした、でも本来なら土だったのが今は泥になっている、今の状態だと攻撃が入りにくいけど、全く入らないわけではない!


「『爪撃』『爪撃』『爪撃』『爪撃』!」


くりダメージはさっきと比べてはあんまり無いけど夜覚醒前よりかは入る!


「後5%!『爪撃』『爪撃』『爪撃』『爪撃』!」


あと3%!あと少しだけ!


「『サキュバス』!!!」


〈アナウンス:エリアボス暴食のグランドワームをソロ討伐しました、これにより第三エリアへの通行が可能になります。また討伐報酬によりSTP5、SKP2を入手しました〉


《ワールドアナウンス:エリアボス暴食のグランドワームがソロ討伐されました。討伐者名は御弥です。》


「やったーーーーー!」


やったー討伐成功!あっでもワールドアナウンスで名前晒されてる、でも今はそんなことよりグランドワームのドロップを見ないと。


〔暴食のグランドワームの牙:Ra;Uc Rank;B〕


説明:暴食のグランドワームの牙非常に硬く鋭利、土を掘るために使われていたので武器などにするとDuが高くなる


使用用途:鍛冶 彫刻 細工

              個数:12個


〔暴食のグランドワームの皮:Ra;Uc Rank;C〕


説明:暴食のグランドワームの皮、非常に硬く伸びやすい、防具などにすると防御力が上がるだろう


使用用途:裁縫

              個数:20枚


〔血喰いの短剣:Ra;Ep Rank;A Du;1200〕


説明:暴食のグランドワームのソロ討伐報酬、文字どうり血を喰らう、この短剣は血を敵を連続で殺すごとに攻撃力にバフが付く最大20%攻撃力が付く +STR12


効果:連続キルバフ(攻撃)


〔2-3のエリア通行証:Ra;EX Rank;なし


説明:第二エリアから第三エリアの通行証



これで終わりかな?てか、血喰いの短剣強すぎない?取り敢えずこれを今後の使用武器にしよう、あっLvUpしているからステータス割り振らないと、


割り振ったステータスがこちら!


NAME:御弥

RACE:人狼

JOB:なし

所属国:なし

Lv:16


HP:230 〔×2〕

MP:250


STR: 110 +25 (+12) 〔×2〕

VTI:25 (+5)

INT:70 +10

MND:10

AGI:110 +20 (+5) 〔×2〕

DEX:10

LUK:10


STP:0

SKP:60


装備

メイン武器:血喰いの短剣

サブ武器:なし


頭:なし

胸:初心者の服VTI+5

膝:初心者の服

足:初心者の靴AGI+5

アクセサリー(3):


装備効果:


スキル:

•影魔術 (12%)[5]•拳(22%)[3]•足払い(6%)[2]•短剣術(25%)[5]•鑑定(31%)[2]•感知(26%)[5]•弱点察知(28%)[7]•水魔術(17%)[6]•投擲(1%)[3]

生産スキル:


種族スキル:

 •夜覚醒 •爪撃(56%) •噛みつき(4%)

製作スキル:

•サキュバス[10]


G:0


※〔×2〕と言うのは夜覚醒中のステータスです。

※[ ]と言うのはスキル取得のために使ったSKPの量、()と言うのはスキル熟練


「よし!じゃあ街に向けて出航じゃあ!」


私はテクテクと高い巨大壁の門?関所?に着いた、私はそこに立っている見張りの兵士に


「すいません、この門の先って入れますか?」


「誰だ?何か身分を証明できるものはあるか?」


「すいません、私はプレイヤーでして、初めての街がこの街になるので身分を証明出来るものは持ち合わせていません、」


「なに?プレイヤー?渡人の事か?それなら4カ国の街に居ると聞いたが?」


「イレギュラー?なのかな?私の初期リスはあそこの森の中でした」


「イレギュラー?よく分からんが、あとあそこの森を抜けるには、暴食のグランドワームが邪魔して抜けられないだろう、ならどうやって抜けた?」


「倒しました、邪魔だったので」


「倒した?そんなに強そうに見えないが?」


「私は見た目では分かりませんが種族として強いので」


「そうか、でもここを通るには身分証となるものが必要だ、今から鑑定石を使って君のことを鑑定する、そして問題がなかったらギルドに行ってチャートリアルを受けてこいそして、ギルドカードを発行してもらえ、」


「はい、」


「では鑑定を行う、ん?人狼なのか?」


「はい、」


「だからか、だったら暴食のグランドワームも倒せるのも、、、納得できるか?、まぁいい城壁内に入る事は大丈夫だ、あとギルドに着いたら暴食のグランドワームを倒したことを報告するといい、多少の討伐報酬がもらえるはずだ、」


「はい、」


私は開いた門の中に入って行った、


〈アナウンス:第三都市ラインドルクに到着しました〉


《ワールドアナウンス:プレイヤーが第三都市ラインドルクに到着しました。》


よし、マップも街マップに変わったし、行き先を冒険者ギルドに指定して、冒険者ギルドに向かうか、


—————チャリンチャリンー———


「こんばんは、夜遅くに冒険者ギルドにようこそ、」


「こんばんは、チュートリアルを受けにきたのですが、今大丈夫ですか?」


「はい、」


「ではチュートリアルを受けるJOBを決めてください、また、今ギルドにはチュートリアルを担当する職員がいないのでJOBを決めたら昼にチュートリアルを受けに来てください、」


「わかりました」


JOB何にしよう、見習い調合師、見習い錬金術師、見習い鍛冶師、見習い剣士..etc

うーんよし!決めた!


「じゃあ見習い双剣士にします、」


「はい、わかりましたでは昼にチュートリアルをしに来てください、あとは何かありますでしょうか?」


「あっ、なんかここにくる時に騎士さんに言われたのですがエリアボスを倒したら報酬が出るって言うのは本当ですか?」


「えぇ、本当ですよ?それがどうしたのですか?」


「えっとここに来る途中に邪魔だったので暴食のグランドワームを倒してきたのですが、報酬ってもらえるでしょうか?」


「え!?本当ですか?では、倒したと証明出来る物とかを持っていますか?持っていたらこちらに見せてくれるとありがたいのですが、」


「はい、じゃあこれを」


私はそう言い、暴食のグランドワームの皮を見せた、


「本当ですね、ではこちらはお返しします、報酬額は決まっていませんので、後日に来てくださると幸いです。」


「はい、わかりました、あと納品したいものがあるんですが、それは今でも構いませんか?」


私はそう言いフォレストウルフのドロップ品を受付嬢に渡した、


「えーと、フォレストウルフの牙と、毛皮、あと爪ですね、これらは合計で2500Gですね、全て売却しますか?」


「はい、わかりました、ではこれでちょうど2500Gになります。」


「ありがとうございます」


「はいまたお昼にいらしてくださいね」


私は受付嬢の言葉を聞きながら冒険者ギルドを出ていった

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PvP好きのVRMMOPVP日記〜 Jack Next Play (ジャック @jacknextplay

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