概要
これは「世界大戦」を引き起こした天才少女の、裁かれざる後日譚。
自由と民主主義を奉じる合聖国が、専制国家の帝政圏に敗戦した世界大戦後。元孤児で恩師に拾われて育った魔導師少年兵のウィリアム・ホワイトは、戦後は大戦の英雄であるユーリア・エイデシュテットのもとで、建国の父ラザルス・レイが作った合聖国学院州(学生だけの都市)の殺し屋として生きていた。ホワイトは依頼により、ラザルスの血族である天才魔導師アイリスと知り合う。ホワイトは政権の腐敗を牽制しつつ、アイリスと組んで革命派トップのレ=テウとも抗戦する。在野勢力の旧知の友人ラジェとも知己を交わす。一方、ユーリアは腐敗した政権の道化となり懊悩しつつも、対帝政圏攻撃のアピールとなる原爆実験を誇示し、旧友の画策したクーデターに指導者として担がれる。ユーリアは強権をふるい他勢力を弾圧する。ホワイトは変節したユーリア
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?