KAC20242 住宅の内見といえば

武藤勇城

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住宅の内見といえば

引っ越しは誰しも経験する。条件面で完璧な

ところに入居出来るのは稀。例えるなら本将

棋での最強のコマである角飛車が、馬龍に成

ったと言うような慶事。交通機関に恵まれ、

郵便局で葉書を出せたり、るすの間の安心も

重要。自分は安ければ事故物件でも気にしな

いが人生下り坂に、で後悔しても責任は取れ

ない。乗車・上船など仕事中の移動の便は最

優先。あとで不便だとならぬよう、角飛車・

馬りゅうの機動力が求められる。仕事の都合

や内幕でも条件は変わる。立地条件を満たし

た後は部屋の広さだ。六畳の部屋を人数分、

皆のリビングが八畳。次善策で部屋数不足で

も日当たりが良かったり庭やロフトがあった

り本命と比較して値段が安かったりすれば、

妥協の余地があるだろう。そんな部屋割りや

生活の在り様を踏まえ、不動産屋で資料を確

認し、実生活について起きる事態を想定し現

地確認。住宅の内見とはそうしたものです。

千思万考、束手束脚。時には決断力も必要。


後段は内見体験と将来の夢について語ろう。

一人暮らしを始めた最初の住宅は職場も兼ね

た類稀な高額物件だった。私生活と仕事が半

々みたいな暮らし。交通の便も良く生活に足

りない物は近所で買い揃えられ便利だった。

実家を離れて十年。それ以前、知人・友人や

親族と共に、住宅展示会を内見した思い出は

、ときに齢七~八歳。下野紘さんの歌にある

出会いが巡る中、自分らしくいられる帰る家

。そういう考えは当時はまだなかったが、今

なら考慮に値する。度々引っ越しを経験する

間にえた知見だ。不定形の仮想通貨貯金では

不安定で高騰も一過性だ。宇宙大戦も予想し

得る現世界情勢、土地購入するのは真理であ

る。しかし猫の額程もない今は雌伏の時。い

つか賃たいから持ち家へ。希望は和風で、広

大な土地を所有しているならば平屋が良い。

新築家屋を一軒、いつか立てたいと願うのは

浪漫。豪華絢爛の家に見る夢か。簡素で普通

の家に見る夢か。皆さんのお好みは如何に?

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