特殊な環境に生まれ育ち、両家公認の仲となっている直美と良平。この夜、ふたりのデートの場に、とんでもない罠がしかけられていた!危険を察した良平だったが、危地を脱する鍵となるのは、何も知らない直美だった…。
優雅なディナーの背後で蠢く、緊迫のサスペンス。会話を装った危険な情報収集。容赦なく進む皿数とともに、タイムリミットは迫る…。シリーズものの主人公カップルですが、本作からでも楽しめます!この文字数でスリルがゴツ盛り。そしてふたりの今後(いろんな意味で…)、気になって(というか心配で)仕方がないです。本作読み終わって、同じようにふたりが気になって仕方がなくなってしまった方、シリーズ本編「ガラスの絆」を、ぜひ!
僕はちょっと感動しています。
KACのお題が発表されて、今日まで僅か3日しか経っていないのに、こんな物凄くクオリティの高い物語が出て来るなんて、まるで予想もしていなかったです。
それだけ、素晴らしい物語です。
ネタバレになるので詳しくは語れませんが、すごく映画的な表現と構成により、映像が明確に浮かんで来ました。設定、構成、登場人物、舞台、セリフ回し、それぞれが見事です。
そして僕が特にすごいと思ったのは「セリフ回し」です。この工夫を思いつくアイデア、構成と共にこの「セリフ回し」のアイデアが完璧に生かされています。僕は筆者様の力量にはただただ脱帽するだけです。
この短期間で書き上げたというのが信じられない傑作です。勿論、通常時間をかけて書かれていても、物語の評価に対しては一切変わる事がないと断言出来ます。
この物語は「ガラスの絆」という長編とリンクしておりますが、単独でお読みになられても全く問題はありません。
お勧め致します。
構成とアイデアが完璧な物語です。味わい深くスリリングで楽しい、これは是非詠んでおくべき物語だと思います。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)