複雑な乙女心をこんなに見事に描き出せるなんて嫉妬してしまう。

恋愛における乙女の心のひだが、十代の甘酸っぱさとはまた違う、甘さの中にほのかな苦みのある上品なチョコレートのような味わいで描き出される名作。

あと本筋とは関係ないのだろうけれど、お兄さんと仲が良さそうなのが微笑ましかったです。

もしかしたらブラコンで、優しい紳士よりもオラついていてちょっと雑に扱ってくれる男性の方が好きだったりするのかしらとかも思ったり。

なんにせよ、もだもだしてる恋愛ものが好きな方に読んでもらいたいですね。
以上です。

素敵な作品をありがとうございました。