夢と罪
海音は2人の山神候補と一緒に修業を積み、翠海の海神となった。
自身の夢の為に…人間と妖が共存する世界を目指す為に。
「お父様…お母様…僕は僕の夢と罪滅ぼしの為に生きることを決めました。
正直、夢幻の事は憎い…人間も…。
復讐しても誰も帰って来ないし皆が悲しむ。
僕も…きっと虚しくなる。
だから、僕は僕なりに生きるよ。
守れなくてごめんなさい。
僕のせいでこんな事になってごめんなさい。
ちゃんと罪を償うよ。」
海神として職務を全うし、綿津見の右腕となった海音。
時代と共に世界は少しづつ変わっていく。
それは神達のおかげか、人間達の努力の賜物か。
「
「私もよ…海音…。」
海音も成長し、恋をして…子供を授かった。
「海音…この子の名前どうする?」
「そうだな…ーーはどうかな?」
「いいじゃない!ーー…きっと貴方に似て歌声が綺麗ね。」
そしてーー。
「なんで…こんな事…。」
「
「やめろ…やめてくれ…お願いだ…っ
僕は愛してるんだ…。」
「黙れッ!!悍ましい…お腹の子も…あの子もな。」
「僕からすれば貴方の方が悍ましいよ…。」
お父様…お母様…僕は僕の夢と罪滅ぼしの為に生きることを決めました。
正直、夢幻の事は憎い…人間も…。
復讐しても誰も帰って来ないし皆が悲しむ。
僕も…きっと虚しくなったと思う。
だから、僕は僕なりに生きてきた。
守れなくてごめんなさい。
僕のせいでこんな事になってごめんなさい。
ちゃんと罪を償えたのかな。
一視同仁 紫水 翠菜 @shisui_suina
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