腐った人生にクソ喰らえ!走り抜けたその先で。

電磁氏の個性をふんだんに感じ取れる作品でした。

・主人公は過去をきっかけに虚無感、そして「クソ喰らえ」という激情の2つの相反する感情を抱えており、その波が交互に打ち寄せています。それらの燻った感情への答えをこの小説に見ました。

・スリリングな疾走、幻想的な背景描写、そしてその心情描写と言えば、「電磁幽体」先生と言うほどに、私の脳みそに刻み込まれました!

・走り抜けたその先で主人公が見たモノは何か。私はそれとその結果を尊く思います。

是非、その目でこの物語を楽しんで下さい。