1作品、1作品、読み進めるたびに共感したり、どきりとしたり。心が揺れ動く瞬間が必ず訪れる作品集です。繊細なガラス細工のような表現に引き込まれていきます。
5行詩集、とても面白かったです。 洗練されたリズムと文書が気持ち良く心に届きます。 時々、ウイットにとんだ驚きの楽しい落ちもありいつも楽しみでした。 これからも、楽しみにしています。
「たったの五行で、ここまで鬼気迫る詩を描ける詩人って、居る?」
希望と絶望は、進化の過程で染色体の数が少しだけ変わってしまっただけの、元々同じ生き物なんじゃないだろうか。 背中合わせですぐそばにいるのに、お互いを確かめ合うことができず、人はそのふたつが遠くにいる錯覚に陥る。 お互いを抱きしめようとするけれど、その手は永遠に届かない。 その手と手の間に、この言葉の柔手を伸ばせば、お互いを温めあい、ひとつの光になって世界を照らすだろう。
短い手紙程、書くのが難しいとはよく言ったもので。まだまだ未熟な僕は、ここまでの短文で作品は組み立てられません。凄いなぁ。期待してますよ!!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(77文字)