3 黒いヒトガタ






映画にまつわる怖い話ー



現実との

リンク率の深い

『残穢』



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畳を擦る音が聞こえる、

いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、

何かが床下を這い廻る気配が……。

だから、この家には人が居着かない。

何の変哲もないマンションで起きる怪異を調べるうち、

ある因縁が浮かび上がる。

迫りくる恐怖は、どこまでが真実なのか。

──衝撃のドキュメンタリー・ホラー!



新潮社 特設サイトより



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『残穢』の恐ろしさは、

おとなしく本の中に止まってはくれない。

それは

紙面から染み出してきて

読者を絡めとり、

読み終わって本を閉じた後も

脅かし

続けるのだ。



文庫解説より:怪奇幻想文学研究家 中島晶也



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この家は、どこか可怪(おか)しい。

転居したばかりの部屋で、

何かが畳を擦る音が聞こえ、

背後には気配が……。

だから、人が居着かないのか。

何の変哲もないマンションで起きる

怪異現象を調べるうち、

ある因縁が浮かび上がる。

かつて、ここでむかえた最期とは。

怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、

感染は拡大するというのだが──

山本周五郎賞受賞、

戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!



作品解説 より

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演劇、マンガ、小説、ドキュメンタリー・・・

文字や映像に限らず

昔から、

『創作』の現場では

どこでも そうだ。


ホラー系作品は ある。




TV番組で

怖いロケ番組がご無沙汰なのも

よく判る。




逸話が幾つかある場所は避けた方がよい。


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ホラー系の『文章』の場合。



公開する段階になってから

何度修正しても

行がズレたり。

文字が きちんと

変換されなかったり。


公開した後から

勝手に行がズレ、

行間が変わり。



なんてことは茶飯事だ。



推敲で

削除したシーンが

丸ごと復活した!

なんて 話も

よく聞いた。



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『残穢』メイキング・ドキュメンタリー

https://www.youtube.com/watch?v=YfkflgOJvno&t=7s




映画『残穢』には

異界の存在が出演している。



実際に公開された劇場版でも

注意して観れば

確認出来る。


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映画『残穢』後半


出版社の編集部と思しき場所が出てくる。



怪異が現れるシーンだ。



昔、

実際にあった笑えないエピソードを

思い出して

もの凄く怖かった。

完全再現と呼んで差支えのない仕上がり。






当時、

よく出入りをしていた

とある編集部で

実際にあった話。




誰もいない席のPC、

その画面上。

文章が勝手に打ち出され展開する。


足元から黒い煙のようなシルエット。



ぬる・・・り、と立ち上がり。



真っ黒なヒトガタの目玉がこちらを見て。



目が合った。



それと対面した編集者は

悲鳴をあげることなく気絶した。



夜食の買い出しから戻った者は



怯え、何かを凝視し、

真っ直ぐ後ろに倒れる

その姿を見てしまった。


真っ黒なヒトガタも。



夜食の袋を放り出し慌てて救急車を呼んだ。


その後、

怪異と目が合ってしまった人が

どうなったかは

聞いていない。


買い出しに行った人は

どうしたか、とも聞いてみた。



よくあることだ。

とだけ言われた。


それ以上聞くな、とも言われた。



あの時のデスクとPCは

すぐに廃棄されたのだと

教えて貰ったのは

それから何年も経ってからだ。








気にする程ではないかも知れない。


先人からの教えに従い、

ホラー系統の

仕事に使ったペンは

1本仕事が終わる度に処分している。



ホラー系・・・

実話に近づく程に

なにかが起こる。










追記:この記事を書いた直ぐ後、

   PCが壊れた。


   修復不能。 

   焼けて熔けた様な基盤。


   ホラー系の仕事は

   このPCだった。


   ヒトガタの話は

   やはりキケン。


   ホラー系統は

   モノがやたら壊れる。






「ほんの小噺でございます」

31)『 ホラー作品に関わるとき。』改稿

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『映画』にまつわるオカルト寄りな話 晴れ。 @Nirvana852

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