第3話
そうして迎えた学園祭当日。
朝は正直苦手だが、飾り付けが終わっていなかったので始発に乗った。
学校にはほとんど人がいなかった。
教室に二人の影が見えた。
それは見るべきじゃなかったと思った頃には遅かった。
篠崎くんにのんが抱きついていた。
やっぱり二人ともそういうことだったんだと気付いた。
のんに相談したのも、篠崎くんとのLINEに浮かれてたのも結局私の思い上がりだった。
勝手に足が動いて走って使われていない教室がたくさんあるところまできていた。
ほんっと最悪だ。
超青春イベント初日に嫌なものを見た。
のんは友達だし嫌いじゃない。
だけど裏切られた気分になった。
きっとその時自分の中の何かが壊れかけていた。
アップルパイと花束 中村ran @son_co
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。アップルパイと花束の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます