あんたの清々しさに震えるほど恋してるよ
あんなにあたしのこと好きだったあんたは
今年の誕生日、連絡してこなかったね
「もうおしまい」
言ったのはこっちだけどさ
あんたが祝ってくれてた数十年
こんなことで途切れんのかね
“こんなこと“なんて吐き捨てた
あたしが間違ってるのかね
離れてたって毎日連絡くれるくらい
5回も6回も告白してくれるくらい
それでいてこっちの気持ちを汲み取って
手も握ってこないくらい
あたしのこと好きだったくせに
清々しくばっさり切り捨てて
あたしが弱い自分を隠すために引いた線を
絶対に踏み越えようとせずに
もう二度と声も文字も寄越してこないところ
控えめに言って震えるほど恋してるよ
ほんとの気持ちはさ、
こんな誰でも見られる場所にあるのに
上辺だけの言葉をぜぇんぶ信じ込んじゃって
あーあ、馬鹿だなぁ
好きだったなぁ
恋的な。 on @non-my-yell0914
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。恋的な。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
独り言を少しかしこく見せたもの/on
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 12話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます