第3話

「おい!」

 のんびり休憩時間の挟みで自己紹介する時の事を忘れようとしたが、順調に行えず

 声の源へ視線を傾けたら、濃紺色の中学バティック制服を着衣する筋骨隆々の体をする生徒がいる、この人の左右に立っている二人は同制服を着衣し、こいつの仲間みたいだ。

 というか、今朝バスで騒々しく話してるもの達だ

(何かやばい事をしたか?)

 とちょっと不安になってる

「お前、名前はなんていうんだ?」

「…ナオトですが、どうなさいますか?」

「アニメの名前してるじゃん。ね、ちょっと聞いたんだけど、日本から入学した新入生がいるらしくて、それ、お前か?」

「そんなのどうでも良い事だろうが」


 ムキムキした体のものは薄髪で、穏やかな顔をしない。

 右側は、嫌、こいつの視線からだと左か…左側で立っている男子生徒は背が低く、中学生と思えないくらいだ。

 そしてもう一人は眼鏡をかけて、自分の仲間を無視しながら冷蔵工を開き、厳選してから店員さんに値段を問いかける。

「な、てめえ、ここで座っちゃいかんぞ」

「えっと…何故?」

「さあな」

「僕たちも規則に従ってやってるんだ」

「へぇ…」

 そんなルールあったんだ…実際を言うとルール書を貰った時からそれを全く読まず、直ぐに部屋で籠ってるから、ここでのルールが全然知るはずがない。

「分かった」

 ポテトチップを食い終えたら、ゴミとなったプラスチックをゴミ箱に捨てようとしたが、各地で配置された箱は一つしかない事を気づいた

「………マジか」

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高校生と未来 Nakaitsuナカイツ @Nakaitsu

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