第2話

吐気したくなるほどの気味の悪い情感を授業中で堪え、ようやく休憩時間となった。俺の後で自己紹介するから、先程日本語で対話したクラスメイトの名前は「ファティ・アズキア」と知った。

しかし、「話したよ」という一言を聞き、あの者達と会った頃の瞬間をバグった映像のように思い出しかねない。

俺は校舎の左側に建築されていた、ボロボロな小屋の所感を残す唯一のカフェテリアへ身を逸する。


(ちょっと落ち着こう)

溜息して、内心の悪感と吐けそうな感傷を一旦忘れる事にした。

丁度カフェテリアにいるから、ちょっくらポテトチップとテータリックを買って、近くにある黄色の椅子に座った。

合計で一万千ルピア、テータリックの価格は八千で、ポテトチップは小さいパッケージなのだからか、お値段が普通のサイズのポテトチップより、かなり安売りされた。それでも「高い!」と店員に吐露した中学制服を着ている者がいた。


見知らぬ学生と店員の人と討論する姿勢を見つめながら、テータリックを飲んで、舌で茶と牛乳と砂糖の味がミルクティーを飲んだかのように、非常に美味であった。

いや、ガチミルクティー味だった。

次にポテトチップの小さいパッケージを両手で開き、一枚目のポテトを口中に入れるところだったが

「おい」

と、日本語のタメ口っぽく、他生徒に話しかけられてた


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