完成されたガールミーツガール

メイズさんの底知れなさ、次々とクラスメイトが殺されていく恐怖描写、メイズハウスでの緊張感溢れる戦い、そして序盤からの伏線回収……どれを取っても素晴らしかったです。

ホラー好きとしては、“養小鬼”という実在の道術を用いた背景設定がたまりません。

メイズさんに立ち向かうなかで深まっていく、深月とユーシャンの友情も見どころです。本作はただ怖いだけではない、ノスタルジックな青春小説でもあるのです。
映画で例えるなら、「IT “それ”が見えたら、終わり。」に似た読み味でしょうか。

ラストにはぞくりとさせられました……また、始まってしまうのか……?

とても惹き込まれてしまいました!
楽しませていただき、ありがとうございました!

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