第4話熱気球

僕は中学生のとき、熱気球を作成した。

ビニール袋の口を小さくして、仏壇からローソクを取り出し、針金でローソク立てを固定した。


大空高く飛ぶ事を想定して、自作の熱気球にはタコ糸を付けた。

同級生に声を掛けて、同じ学習塾のメンバーが僕の熱気球の中に浮く瞬間を楽しみしていた。


僕はカウントダウンして、チャッカマンでローソクに火をつけた。


すると、ローソクの炎がビニール袋に引火して、勢いよく燃えた。


同級生は、バカ笑い。

「ハヅル博士の失態」と、言うビラを教室の黒板に張り出された。

僕は貼った同級生をぶっ叩いた。


それから、「馬鹿ハヅル!◯ね!」

と、張り出されて熱気球実験はケンカのタネになってしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オレたちうつけもの族 羽弦トリス @September-0919

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ