悪役公爵家の息子に転生してしまった！！破滅？だと思ったらまさかの…！

第1話

「はぁ、はぁ。やるな…英雄・ラルク・ファルナール。貴様はかなり、冷遇されていたと聞くが何故そこまでして戦う」

は？そんなもん…

「この世界を守るためだ！！」

男は剣を構えて雷の魔力を剣に注いで魔王に斬りかかる。しかし、次の瞬間…！

ｸﾞｻｧ！

「人間よ。ここまで来たのがお前が初めてだ。来世は良き人生が歩めると良いな」

ゲームオーバー

「だーあ！クソォ！！何か一周目より、強くなってねぇか！？攻撃パターンも変わってるし…」

俺の名前は、坂東亮。現在、剣乙女というRPGゲームと恋愛ゲームが混ざっているゲームをプレイしていたのだが後少しの所で魔王に殺されてゲームオーバーになってしまった。

「クソゲーがよ…」

何だこれ？突然、画面にメニューが表示された…

『特別ボーナスです！！YES/NOかのどちらかを選択して下さい。チャンスは一度切りです。内容はクリックしてから見れます』

何だこれ？まぁ、YESで押してみようかな…

『YESで良いんですね？もう一度クリックを押したら元には戻せません。それでも良いですね？』

しつこいな。さっきからYESって押してるだろ

『確認が完了しました。残り3秒後に“貴方の心臓”が停止します。その後、転生されます！！』

は？何だこの画面？運営もタチが悪いイタズラするもんだな…

3

2

1

ドクン！ドクン！！ドクン！！！

ある屋敷にてーー

「オギャア！オギャア！！」

ん？ここは、何処だ？

「ん〜？ラルク？どうしたの？」

俺の目の前に現れたのは美人な女性だった。……？待てよ、俺の聞き間違いじゃ無ければ今ラルクって言った！？言ったよね！！？

「あ〜う」

言葉が出ない！！どうなってんだ！？てか、何か皆さんの髪の色、鮮やか過ぎじゃない！？？……ひょっとして、あの画面か！？

て事は……マジで異世界に来ちまったのか？てか、待てよ。ラルクって聞き覚えがあるぞ。俺の記憶が正しければ剣乙女に出てくる破滅キャラじゃ無いか？付いたあだ名が……公爵家の暴君。最後の末路は最悪な結末だったな。…やばくね？……破滅だけは絶対に避けよう。こうして俺の異世界、生活が始まった