第三章 ダンジョンの経営と配信が盛んな場所

第一話 次の行き先の情報集めさね

 さて次の大陸はダンハイケイ大陸ね。

 ダンジョン配信とか経営が盛んだとか。

 私の世界のダンジョン系って……

 あまり転生って感じじゃなかったわよね。


 現地の人間……パッとしない人間が配信を通して最強になった。

 ダンジョン経営の方は分からないわね。

 てかダンジョン経営のお話って何をするの?


 ダンジョン配信ってまだわかるのよ。

 ゲーム感覚でダンジョン配信してるような?

 でも私はアレ系苦手なのよね。

 こう……感覚的は戦争を面白おかしく実況しているような?

 本当にアトラクション感覚だったらいいんだけどさ。

 

 ダンジョン配信は一言で言えば不謹慎って感じ?

 ダンジョン経営は……何というか……何で経営してるの?


 いや、これは私が世界の価値観だからさね。

 うんうん、現実は小説よりも奇なり。

 この世界観のダンジョン配信、経営を見てみましょう。


 そして目的はしっかりとしましょうか。

 今までは行き当たりばったりだったけどもね。

 そうね……異世界転生転移の被害者が居れば助けるけども。

 探りを入れてみますか、今は船で移動中。


 なら食堂で情報は入りそうね、食堂は夜にバーになるらしいし。

 そこで情報収集をしましょう、船内を歩き回るのもいいかもね。 

 いえ、今この時でしか聞けない情報も船内にあるかも。

 散歩ついでに見て回りましょう、では歩きましょうか。


 うーむ、歩き回ってはいるけども……

 聞こえる雑談は船旅の計画ばかりね。


「なあ、次の大陸はどんな所なんだ?」

「ああ、ダンジョン配信やダンジョン経営が盛んな所だ」

「へーまあ俺達は直ぐに別の船に乗るしな」

「そうそう、あんな所狂人の場所だよ」


 あらあら? 何か面白そうな話が聞けそうね?

 こっそりと聞きましょう、ちょうど休憩スペースだから怪しまれないし。


「狂人?」

「いや、ダンジョンによっては契約書を書かされるんだけどよ」

「契約書? どういう事だ?」

「ああ、まあ簡単に歴史を語ってやろう」

「暇つぶしにいいかもな」


 あら歴史? これはチャンスね。

 もしかしたら成り立ちで、異世界犯罪者が生まれた歴史も聞けるかも。


「まず、ダンジョンてのは本来は試練の場だったんだよ、他の大陸は知らんがな」

「この大陸ではってやつだな?」

「ああ、天使だの悪魔だの色々なダンジョンがあったんだ」

「ふーん」


 なるほど試練の場ね、うんうん納得は出来るかしら。

 これをクリアしたら人知を超えた力が手に入るよと。


「でもある時ダンジョンが消えたんだ」

「消えた?」

「ああ、これは歴史書でも残っているんだが、別世界にダンジョンが移動したり、入口が繋がったりしたんだ」

「へー」


 ああ! 軽く読んだ事ある! 剣と魔法が無い世界にダンジョンが現れるやつ!

 そうよね、ダンジョンが繋がった系は置いといて、ダンジョンが出現したら元の世界からは消えるわよね。

 

「で、消えたダンジョンはいいんだが、問題は異世界と繋がった時だ」

「ん? 今はお互いに干渉しない方針だったよな?」

「今はな、何でそうなったか知ってるか?」

「ああ……歴史でならったような? でも国家間の技術は交換しないって事になっているよな?」

「それを説明すると長くなるから、ダンジョンの話だけな」

「ああ、それで?」

「一番酷かったのは平和ボケした世界だったな」

「ふーん、そんな世界があるのか」

「俺も詳しくはしらんけどさ、魔法も剣も無く科学がスゲー発展している世界でさ」

「へー」


 ああ、これ私の世界には無かったわね。

 今の所はダンジョンも出現してない平和な世界。

 ただの考察だけども、近しい世界なのかしらね。


「で、何を勘違いしたのか、そのダンジョンと繋がった世界の住人達は意気揚々とダンジョンに入った訳だ」

「は? アホじゃん」

「何か知らんがスライムは雑魚だとか、ゴブリンとかコボルドは弱いとか」

「おい馬鹿、コボルドは弱いなんて言うなよ、差別になるぞ」

「ああすまん、そんなつもりは無い」


 ああ……これはアレね、ゲームの先行していねパターンね。

 ダンジョンに入ったのは誰か分からないけどもさ。

 手に取る様に状況わかる。


 異世界のダンジョンと家の倉庫が繋がった!

 これは俺をバカにしていた奴らを復習するチャンスだ!

 グワーッ! 突然の死!


 ありうるわね、殺す経験してない奴が直ぐに出来る訳無いでしょ。

 私だって力を持つ前は可憐な少女……は言い過ぎだけども……女性だった。

 創作物だったら無双だけどさ……現実だとねぇ。


「それからどうなったんだ?」

「ああ、法整備だったりなんだったり色々としたらしい」

「歴史語るんじゃなかったのか?」

「お? かなり長いぞ?」

「すまんかった、まあ……色々と法整備がされたんだな?」

「そうそう」

「で、色々とあったダンハイケイ大陸はどうなったんだ? 狂人って言ってたけども」

「ああ、ちゃんとしているダンジョンもあるんだけどよ」

「ん?」

「耳かせ」


 おやおや? これは面白い話が聞けそうね?

 ふふん、ちちんぷいぷいほほいのほい。

 よし、これであの2人の会話は聞けるわね。


『違法ダンジョンとかもあるんだけどよ』

『違法ダンジョン?』

『簡単に言えば、今のダンジョンって契約書が入るんだよ、まあ許可だと思ってくれればいい』

『ふむ』

『法ギリギリだったり、悪い奴らが経営してたりさ』

『ああ……難攻不落とか言って、攻略不可能なダンジョンとか?』

『そうそう、殺される様を配信してたりな?』

『うわぁ……』

『だからさっさと船乗り換えるぞ?』

『巻き込まれたくねぇな』


 なるほど? 大体は察する事は出来たわね。

 ……これは情報は集まらないのかもしれない。

 コソコソと話すって事は本当にヤバいって事ね。


 ヤバい話でも普通の声で話せる話って感じじゃない。

 まあそれはさておいて……夜に情報は集まるかしら?

 それは聞かなゃわからないけども。


 次の場所で私が何をするか決めましょう。

 異世界誘拐犯は居なさそうね、可能性は低いかしら?

 ダンジョン繋がった系……これならありそうね?

 異世界に繋がったダンジョン、この家主が脅されるパターンとか?


 うーん……気乗りしないわね。

 今回は目標を立てると……これね。

 違法ダンジョンってのがあるらしいじゃない?

 ふふん、そこを崩壊させるのもアリかもね?

 悪い奴らが経済回していても知らない。

 いい奴らと繋がって善悪のバランスをとっていても知らない。


 もっとシンプルに考えましょう、シンプルな方がいい。

 違法ダンジョンで無双……これね。

 私の苦しむ姿を見て楽しむ奴らが居るとしたら……殺しに行くのもいいわね。

 ふふふ……違法ダンジョンで無双しましたが、私はダンジョンをクリアしただけです、とか?


 これ面白そうね、これをしながら異世界誘拐犯を探すのもいいかもね。

 ふふふ……この世界のダンジョンはどの程度かしらね……

 あ、そろそろお昼ご飯の時間ね、食堂に行きましょう。

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復讐魔女の異世界巡り~何処の世界も聖女召喚?それただの誘拐だから、望む者以外元の世界に返してやれ~ 藤島白兎 @hakuto5

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