10首目 言葉への応援コメント
良いですね … 「言葉とは 全て遺言かもしれず」か …
それだけに舌足らずな三行目が悔まれます。
滝口泰隆アルファ様、「うたぼっちの里」へのご寄稿、有難うございます。
どの句にも閃きと驚きがあって、興味深く拝読させて頂きました。サイエンスファンタジー的な肌合いも大好きです。
ただ、高いレベルで、句の豊かなポテンシャルがまだ八割程度しか発現され切っていないような口惜しさが残りました。このままでも確かに十分面白かったのですが、詰めの甘さというか、画竜点睛を欠くようなもどかしさが … 。何かが疎かにされているというより、この作者様ならさらにあと半歩は踏み込めるだろうというような予感が残りました。
こういう感性の作品に出遭うと、現代短歌と現代短詩がそうかけ離れた存在ではないことを改めて再認識させられます。
作者からの返信
紹介文にも書きましたが、
この10首は、2016年の歌集から選んだものです。
ですから、生硬な表現があっても当然かなと思います。
なお、「言葉とは」の短歌は、
上の句と下の句で、強弱を付けて、
バランスを取っているのです。
さらに言えば、
上の句がレトリカルなフレーズですので、
下の句は、イ母音を多用して、
音の韻きに任せているのです。
しかし、友未さんの細緻な読解は勉強になりました。
コメントもたくさんいただいて、
嬉しかったです。
ありがとうございました。✨✨✨
9首目 瞼(まぶた)への応援コメント
実に美しい静けさと瞑想に満ちた歌なのに、「静けさに」「現し世に」の「に」の連続が極めて耳障りでした。
作者からの返信
この「に」の重複は、
私も直したかったのですが、
原作をそのままお届けすることに
反してしまいますので、
直しませんでした。
今添削するなら、
「閉じらるる瞼のような静けさに
六花六花の降り積りゆく」
と、するかもしれません。
編集済
5首目 みかんへの応援コメント
内容的には文句なく凄いのですが、言葉が理屈になっていて残念です。
追伸)お耳障りな友未のコメントに一つ一つていねいにお答え下さってありがとうございました。友未は、俳句的な写生のあり方が好きで、自身の姿を消し去って物事をして語らしめる客観描写をひとつの理想としています。この歌では、下の句が客観描写そのものですが、上の五七五が物理スケッチではなく作者の主観のダイレクトな表明であるため、何が描かれているのかは鮮明に理解できるのですが、「理解」で終ってしまいそうなもどかしさを覚えた、という意味にご理解ください。
作者からの返信
言葉が理屈とは、どのフレーズでしょう。
上の句は直喩ですし、
下の句は場面描写ですし、
しかし、友未さんには、
何か違和感を感じられたのでしょう。
作者としては、残念です。
4首目 イルミネーションへの応援コメント
やはり「患部」の意外さですね。
友未は当初、イルミネーションの美しさの裏側に営まれる人々の行為の醜さも含めての表現かと思ったのですが、「夜の立場からすれば」と純粋に感覚的に解釈した方が、かえって新鮮な驚きのあるような気もしてきました。
作者からの返信
なるほど。
イルミネーションの美しさの裏側に営まれる人々の行為の醜さも含めての表現とは、そこまで深く考えていませんでした。
新鮮な読みですね。
まあいろんな解釈があって、いいのでしょう。
編集済
10首目 言葉への応援コメント
言葉ってホントに何なんでしょう。
遺言…これは思いつかなかったけれど、刺さりました。
うたぼっちの里 仲間です。
友末さんは時に春風、時につむじ風となり、風とともに去って行かれました。今はどこで風を吹かせていらっしゃるのでしょうか…
あのエネルギーには感服しました。
作者からの返信
紅瑠璃さま。
「言葉とは」の短歌を評価してくださり、
ありがとうございました。
励みになります。
ところで、
紅瑠璃さまのコメント「風のように去って行かれました。」
とありますが、
まるで友未さんが亡くなったかのようですが、
違うんですよね。
何かの比喩なんですよね。
もし友未さんの現状をご存じなら、
大変お手数ですが、
私の近況ノートにでも、ご連絡ください。