*俳句まとめ*

【第1話】季語:春の月〈三春〉

 うたがいと期待のこころ春の月


【第2話】季語:春の波〈三春〉

 流れくる英文春の波のごと


【第3話】季語:四月〈三春〉

 四月から教科書借りる人だとは


【第4話】季語:春の草〈三春〉

 春の草男子の話してる帰路


【第5話】季語:柏餅〈初夏〉

 柏餅あまい妄想から覚めて


【第6話】季語:五月雨〈仲夏〉

 図書室の友はうつくしつきあめ


【第7話】季語:扇風機〈三夏〉

 変われない私扇風機から異音


【第8話】季語:梅雨明け〈晩夏〉

 誘われて誘う梅雨明けの教室


【第9話】季語:夏の陰〈晩夏〉

 夏のかげ嫉妬の視線感じつつ


【第10話】季語:夏の夕〈三夏〉

 夏の夕気になる人のバイト先


【第11話】季語:アイスコーヒー〈三夏〉

 甘くないアイスコーヒー惑わずに


【第12話】季語:夏休み〈晩夏〉

 夏休み他人の肩で眠る他人


【第13話】季語:扇子〈三夏〉

 若者の恋など興味ない扇子


【第14話】季語:休暇明け〈初秋〉

 休暇明け鞄に増えるキーホルダー


【第15話】季語:夕焼け〈晩夏〉

 夕焼けやスクールカーストって何


【第16話】季語:葛餅〈三夏〉

 秘め事や母とさらさら葛餅を


【第17話】季語:水羊羹〈三夏〉

 宿題に付き合うお礼水羊羹


【第18話】季語:蝉時雨〈晩夏〉

 蝉時雨こころの声を騒がしく


【第19話】季語:ハンカチ〈三夏〉

 不真面目な男ハンカチ握りしめ


【第20話】季語:残る暑さ〈初秋〉

 心変わりは残る暑さのせい、たぶん


【第21話】季語:初秋〈初秋〉

 数学のように答えが出る初秋


【第22話】季語:木槿〈初秋〉

 槿くげ落つ謝ることのできぬまま





(季節の前に〈三〉が付く→季節全体を通した季語)

 

 第14話から九月の話なのですが、第14話休暇明け(秋の季語)のあとに、第15~19話まで夏の季語を使ってしまいました。実際の九月はまだまだ暑いので……。(そもそも、夏休みに柚衣たちが出かけたのはお盆明けという設定にしてしまったので、第9話から秋の季語を使うべきはず……。あとで修正するかもしれません)


 俳句では

 春:立春(二月四日頃)~立夏の前日(五月四日頃)

 夏:立夏(五月五日頃)~立秋の前日(八月六日頃)


〈参考:『よくわかる俳句歳時記』石寒太 編著〉


 

 他にも気になる点が多々ある作品ですが、お読みいただき、ありがとうございました。

 物語は中途半端な終わり方になってしまいました。柚衣たちの秋・冬の物語も俳句とともに作れたら、と思います。


 いととふゆ

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ハルノツキ、ナツノカゲ いととふゆ @ito-fuyu

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