美術史の勉強だこれー!

 絵画のコンテストに落選し夢破れた主人公のニーナが故郷で、穏やかな環境と人々に囲まれ、再起を果たす物語なのかな…?と序盤の内は思っていましたが…。

 ヒロイン、彫刻の乙女ガラテイアとの出会いから、これまで自分の目指していた方向と異なる、考えもしなかった自分自身の才能の使い方にニーナが目覚め、技術革新と結びつき、この世界における芸術のすそ野が広がっていく…。

 想像以上に壮大な光景を見せていただけました!ニーナは後々、この世界の美術史の教科書に載るんだろうなぁ、と想像をめぐらせられる物語でした。