「美味しそうだから食べていい?」「いいワケあるか!!」

団体行動が出来ないエルザ・バルテルス。
今日も今日とて、副隊長のアルヴァーに怒られる日だが、本人は何処吹く風。

彼女は、ヴァンパイアと人間の間に合い生まれた、ダンピールだ。
ヴァンパイアのように好んで血をすすることは無いが、暴走して食い殺すこともある。
その背景から受ける差別もあって、エルザは心を閉ざしていた。

そんな中、隊長のルティスにグール退治を命じられたエルザは、人の言葉を喋る男に出会う。

「お姉さん、おいしそう。食べていい?」

変態的発言をした男は、ギルベルトと名乗り、エルザを連れ去る。
ギルベルトは何者なのか?
なぜエルザを連れ去ったのか?
軽快なテンポで繰り広げられる会話と、謎多きヴァンパイアに魅せられるストーリーです。

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