読めば読むほど惹き込まれてしまいます。ああ好き…!今はジェンダーレス男子なんていう言葉が当たり前のように使われていますが、この時代では邦正のような中性的な男が侮蔑の対象になるのもよくわかります。良太郎が邦正に感じる嫌悪の感情は、そんな男に対して一瞬でも良からぬ思いを感じてしまったことから来ているのでしょうか。
それなのに、同じような容姿をしている姉の馨には惹かれてしまう。これがエモいという感情か…!
作者からの返信
花さん
ありがとうございます。
邦正はほんとこの時代の「男子」にはそぐわない容貌に身体の弱さですが、知能は長けているんですよね…それは馨も同じで。
この双子のそんなところをすでに察知しているからこその、良太郎のふたりへの愛憎なのかもしれません。
燃え上がるような激情にハラハラしました…!
愛と憎しみは紙一重。お姉さんと顔が似ているとなればなおさらですね。
何かがくすぶるような緊張感がすごいです!
作者からの返信
藍﨑藍さま
おいでくださりありがとうございます……!
煮詰まるような愛憎の緊張が続く作品です。そこは意識して書きましたので、感じていただいて嬉しいです。じっくり味わって下さい。