第7話 何故か王太子が毎日のように訪ねてくるようになりました

私は最愛のシャルル様の仇を討ったのだった。


そして、今、天使な息子をあやしている。


「天使な天使な息子ちゃん、可愛い」

私は抱き上げるとチュッとキスした。

「きゃっ、きゃっ」

天使な息子はその度に喜ぶのだ。

私は有頂天だった。


そして、そんな私を熱い視線で見てくるエドがいるんだけど……

こいつ何でいるんだろう?

あれからしょっちゅうエドが訪ねてくるようになったんだけど……


弟に尋ねても

「殿下は少し、おかしくなられたんです」

残念そうに弟が言うんだけど。


私の雷撃はエドには当たらなかったはずだ。

もっともそれまでにチャンバラごっこで頭を叩いたりしたことがあるから、それで今頃おかしくなったんだろうか?


そういう私を弟はとても残念な者を見るような顔で見て来て

「殿下の想いは伝わらないと思いますよ。まあ伝わらない方が国民の為には良いと思いますけど」

訳の分からないことを言ってくれるんだけど。


まあ、良い。シャルルの為には王太子が傍に控えてくれていた方が良いだろう!

シャルルの後見人としても最高だ。


「可愛い可愛いシャルルちゃん」

チュッと私は天使な息子を今日もあやすのだった。

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ここまで読んで頂いてありがとうございました。

これにて完結です。

続編作るかどうかは皆様方の反応見てから判断させて頂きます。

よろしければフォロー、評価等よろしくお願いします。


それと現在更新中の

『聖女として召喚されたのに王宮を追放されて我儘貴公子の奴隷にされました。でも、いつの間にか溺愛されるシンデレラ物語』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669105446128


最後の山場です。こちらも読んで頂けたら嬉しいです!

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天使な息子にこの命捧げます 古里(furusato) @furusato6

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