気付いたら、イッキ読みしてしまっていた……!!

よくある「悪霊が主人公を恨んでいる」パターンのホラーではなく、「主人公の思い込みにより悪霊と勘違いしてしまった」という………あまり見られない形の物語だなと思いました。

兄弟や身内の短編ホラーは意外と主人公の完全バッドエンドが多いイメージでしたが、子供と大人の価値観、罪悪感などといった様々な感情のスレ違いによって生まれてしまった出来事だったんだなと考えると、胸が少し苦しくなりました(´•̥ω•̥`)

誤解が解けたとは言え、30年以上も悩み苦しみというのも、なかなか消化出来ないことだと感じる最後の描写も印象的でした。


人間描写が繊細で丁寧で、それでいてコンセプトは斬新である作品に出会えて良かったです✨

その他のおすすめレビュー

結城斎太郎さんの他のおすすめレビュー913