小噺

愛菜

小噺♪

私が入院していた時に、出会った看護師さんのお話なんですけど、身長が183センチで、見た目は山崎健人みたいな感じで、ほんとにイケメンなんですよ。そして、仕事ができる上に、謙虚だから、男性の同僚看護師から「彼女20人いてもいい」って言われてたんですよ。あまりに完璧すぎて、女性の同僚看護師から「詐欺師」とも言われていました。その方のお名前は、佐野さんというのですが、今から、そんな”詐欺師“佐野さんのお話をしたいと思います(笑)


結論から言ってしまうと、私は詐欺に遭いました。佐野さんのある一言で私は、10キロも痩せたんです。当時、体重が60キロ以上もある私に佐野さんは、「お綺麗ですね」と言ったんです。この一言で、私は心を持ってかれたんですよね。ほんとキラーワードですよね!これが詐欺行為ですね。そして、私は本当に綺麗になって、綺麗って言われたいがために、10キロ痩せました。そんなある日、レストランに佐野さんが居るという情報が入ったので、院内ストーカーをしたのですが、そこでもまた佐野さんは、痩せた私に「細なりました?」と言って、めっちゃ笑顔で手を振りながら、近づいて来てくれたんです。そのとき脳裏に、back numberの高嶺の花子さんのワンフレーズが浮かびました。それは「たかが知人Bに向けられた笑顔があれならもう恐ろし人だ」まさに!!たかが、患者に向けられた笑顔があれなら、もう恐ろし過ぎます!!そんなある時、薬を変えることになってしまって、その薬の副作用に、体重増加があったんです。せっかく痩せて、佐野さんに綺麗って言って欲しかったのに、すごく落ち込んでたんです。すると、佐野さんをよく知る男性課長が、落ち込んでる私に「佐野くんは何キロでも綺麗って言ってくれるよ」と言ったので、



【詐欺師やないか!!!!】



と、思わず突っ込みを入れました。

いやー、本物の詐欺師ですよね(笑)




余談ですが、唯一、佐野さんを悪く言っていた看護師が居たのですが、「あーゆーのに簡単に着いて行きそうですね」と言っていたので、


【あれに着いていかずして、誰に着いていくねん!!!!】


と、思わず突っ込みを入れました。パート2




以上です。(笑)

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小噺 愛菜 @ain67

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