いたずらに、笑って。

体験したこともないし、できない二人の関係。

物憂げな景色の中の、一瞬の粒。
その情景をしずくに閉じ込めたような、
二人だけの「時」が凝縮された作品です。

隙のない文章。
その細部まで、表現のために細心の注意が払われているように感じます。

作者様の仰るように、前作「non-sugar」を読まれてから
本作をお読みになることをお勧めいたします。

私はそうしましたが、結果にとても満足しています。