心を亡くしたときこそ、至福の時間を味わいませんか?

大好きだった祖母を亡くした大学生・ひかりは、金沢の祖母の家を一人で訪れました。家が引き払われる前に。
祖母を亡くした悲しみに心が押しつぶされながら茶屋街を歩いていると、浮世離れした銀髪の男性・雨天様に出会うのでした。ひかりに雨宿りを勧める彼の言い方は、少し仰々しくて意味深。それもそのはず、雨天様は正真正銘の神様だったのです。
美味しい甘味と優しい言葉に癒されたひかりは、別の日に雨天様のお茶屋敷へ行くのですが、生きている人間が再び訪れることは不可能だったようで驚かれてしまうのでした。ひかりがあるべき場所へ戻れるまで、雨天様のお茶屋敷に滞在することになります。

本来は出会えるはずのなかった神様との縁が、ひかりだけ結ばれてしまったのはなぜなのでしょう。

神使や霊のお客様にふるまわれる和菓子と、人知れず祈りを込める温かな思いに、ほっと一息つきませんか?