気づいたら私、正社員になっていました。
崇期
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出典:フリー人物事典『ビジペディア(Busipedia)』
契約社員(けいやく しゃいん、1994年3月14日‐)は、日本の女優。福岡県鞍手町出身。本名:正社員(せい しゃいん 旧姓:契約)。夫・正捕手(せい ほしゅ)は日本のプロ野球選手(香川力工ディルビオスに所属)。
◆人物
福岡県鞍手町で会社員の両親のもと三女として生まれた。契約という名字は福岡県を中心に20軒ほど存在するといわれているが、大変めずらしい名字である。また社員という名前は、最後の音が「ん」の名前は良いと父が思い込んでいたことと、母が英語のSHINE(輝く)から取ったそうで、「音の響きがかわいいから」という理由で名付けた。小学生のころの夢は「両親みたいな会社員になること」。
鞍手町立山門高等学校卒業後、小倉にある早沖ビジネス専門学校に入学。その後、2014年4月に歯車電子株式会社(飯塚市)に入社。電子部品の在庫管理の仕事を任される。
◆トイレ事件
入社二年目の秋のこと、会社では女性従業員が交代でトイレ掃除を行っていたのだが、その当番を記した貼り紙の名前の横に数字が書き入れられていることに先輩従業員が気づく。契約には「45」と書かれていて、それが掃除の評価点ではないか? と噂になり揉め事へと発展する(一番高い数字だったのが契約と仲のよかった同期の「68」で、それ以外は皆50以下と辛口評価であった)。社内では「誰が書いたのか?」と筆跡鑑定しようと言い出す者も出て、見かねた部長が女性従業員を集め、「犯人探しはやめること。もう従業員同士でこの話題は持ち出さない。自分が書いたと名乗り出たい者がいたら、私のところへ来るように」と伝える。結局、犯人は見つからず、モヤモヤしたまま掃除が続けられることになった。契約は「たしかに私は細かいところが行き届いてなかった」と反省したのだが、このころから「なんか、会社って仕事以外のことで悩むことが多すぎる」と考えるようになり、新しい道を模索しはじめる。
◆芸能界への道
入社から三年目の冬に「東京で新しいことに挑戦したい」と退社を決意。特に夢や計画があったわけではなかったが、「とりあえず都会で働いてみたかった」という理由だけでの上京だった。
24歳のころ、レストランでアルバイトをしていたときに、帰宅経路にあるビルに貼ってあった劇団蓑獅子の研究生募集のポスターが目に入り、そこに「ツラたん」というマジックの落書きを発見。会社員時代のトイレ掃除の採点を思い出し、契約は「この人はそう思ったのかもしれないが、本当につらいものかどうか、私自身で判定したい」と興味を覚え、申し込みを決意した。
◆記念すべき初出演映画
研究生となった後、劇団の看板俳優・蓑太坊の自主制作映画『ノアの方舟殺人事件』のオーディションで見事かぐや姫役を手に入れる。この映画はノアの方舟に昔話の登場人物たちが乗り込み、船内という狭い空間で事件が起こる、という内容で、映画自体はそれほど注目はされなかったものの、月に帰ったときに地上のゴキブリの卵を荷物と一緒に持ち帰り月で大繁殖させてしまったカドで再び故郷を追われることになった姫、という個性的なキャラクターとコミカルな演技は話題となり、ベテラン俳優たちから絶賛される。
◆ブレイク
2021年放送の朝の連続テレビドラマ『ほっペぢ』でヒロイン加賀美希子の姉・さえの役で、また火曜ドラマ『売れないリンゴはタダですか?』の鬼係長・沼野役で、名実ともに人気女優となる。
◆正との結婚のきっかけ
ドラマの撮影など多忙であっても、趣味の「コインランドリー通い」を続けていたことを雑誌のインタビューで告白。学生のころからドラマ『男女七人夏物語』の大ファンで、「コインランドリーで劇的な出会いをしてみたい」と、劇団の研究生のころから都内のあちこちのコインランドリーに(ときに用もないのに)出入りしていたらしい。2021年の秋に現在の夫でプロ野球選手である正氏とそのコインランドリー内で遭遇し、自ら「野球選手ですよね?」と話しかける。それをきっかけに親しくなり、一年の交際を経て結婚。契約自身は野球にはくわしくなく、「一塁、二塁という数え方があることも知らなかった」と友人らに豪語していたそうなのだが、夫を健康面で支えるため、最近は芸能活動をセーブして、料理教室に通って腕を磨いているとのこと。
◆主な作品
・テレビドラマ
『池の鯉を数えていたら』
『なんつってA会話』
『鼻白む教室』
『春野くんはめめぎろしい』
『レオパルドフラワーください』
『塗師』
『続・食べなきゃよかった……』
『お嬢様、体に障ります』
『ほっぺぢ』
『売れないリンゴはタダですか?』
・映画
『ノアの方舟殺人事件』
『ビスはどっちに出ている』
『バトルワラビー』
『アリンコ・マリオカートの一生』
・バラエティ
YouTube『こねりおの百点以上出ました〜』ゲスト出演
・ポスター
福岡労働局『最低賃金』
気づいたら私、正社員になっていました。 崇期 @suuki-shu
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