第21話 巫女達に手こずった【3】
最大目標は達成した、後は9人の巫女を育てれば良い。
真面目に素振りしていた様だ。
「「「法皇様ぁ手が痛いですぅ」」」
剣術は手に豆を繰り返し、タコが出来て初めて技を指導して貰える、が、巫女達は剣術が目標では無い、あくまで魔物に剣が当てられたら良いって緩い目標だからこれで良いか。
「手に生活魔法手当を掛ければ良いぞ、お前達は剣士になる訳では無いから」
「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」
「手当が済んだら、夕食の準備」
「「「「えぇ~」」」」
「法皇様、彼女達炊事は出来ません」
「はぁ?飯も作れんのか?」
「聖女候補として、大切にされていました、炊事なんて誰も教えて居ません」
「パンは有る、ごった煮スープ作るだけだぞ?」
「二女の私は母に仕込まれて、スープ程度は作れます」
「俺も、お袋が口喧しく言うので、飯くらい作れるぞ」
と言う事で、仕方なくヒノミと俺でスープ作り始めようとすると。
「ロゼット法皇様!自分達にお任せ下さい」
護衛の神殿騎士達が率先して、晩飯作りを始めた。
見てると手際の良い事、あっと言う間にスープが出来上がった。
「ロゼット法皇様、どうぞ!」
神殿騎士が
「旨い!お前俺の嫁になれ!」
若くて綺麗で格好良い女神殿騎士だ、俺結構マジで言ったのに、苦笑いされた。
ま、当然だな俺女だし、しかも7歳じゃ相手にされんか。
「今日はゆっくり休んで、明日は俺が二人ずつ担当し魔物討伐を行う」
「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」
9人纏めて魔物討伐したいが、聖剣が二振りしか無いのでしょうが無い。
翌早朝、朝飯前に二人連れて森に入った。
上手い具合に二匹ゴブリンが歩いてる。
「抜剣!」
俺の号令で二人は剣を抜いて構えてる「突け!」
二人は見事にゴブリンを突き刺してる。
「首を斬れ!」
見事とは言えないが、二匹のゴブリンは絶命した様だ。
「「頭に声が『聖魔法が解放されました』って言ってる」」
「おめでとう二人はこれで、聖魔法使いになった」
「「ありがとうございます!!」」
次の二人も簡単に聖魔法を得られた。
朝飯を食って更に二人が上手く行き、後三人は纏めて連れて行く事にした。
尻込みして後に残った三人は不細工な剣さばき、一人ずつ手取り足取り苦労したが、なんとか全員聖魔法使いになった。
後は極意の指導して終わりにする。
「良いか?今まで生活魔法の手当で治療して居たと思う、生活魔法手当に聖魔力を込めて発動すれば聖魔法になる」
生活魔法手当で治療していた巫女達は、思いの外簡単に聖魔法を習得した。
「全員が見事習得!今後の活躍に期待する!」
「「「「「「「「「「お世話になりました」」」」」」」」」」
聖活魔法使いの過ごす日々 犬時保志 @ysxyz
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